こんにちは。カズ(@lifewill_befun)です。
今回は、アトピー治療の「脱保湿」についてお話したいと思います。
脱保湿というのは、言葉のとおり保湿剤を使わないこと。
僕がアトピーを改善するためにやった治療では保湿剤を使用しません。
厳密にいうと保湿剤をやめなければいけません。
「アトピーで皮膚が乾燥しているのに、なぜ保湿剤をやめなければいけないの?」
と思うと思います。
ふつう、皮膚が乾燥したら真っ先にクリームを塗って保湿しようと考えますよね。。。。
でもアトピーは、保湿してはダメなんです。
むしろ、保湿するという行為が治りを妨げています。
これにはちゃんとした理由がありますので、詳しく説明していきたいと思います。
ではいってみましょう。
【アトピー】保湿しない理由。脱保湿という考え方。
アトピー治療において保湿剤をやめなければならない理由
アトピー性皮膚炎の脱ステロイド治療で有名な病院では、
- 保湿剤を使うと皮膚本来の力がなくなる
- 皮脂が出てこなくなる
といった理由で、保湿剤を使用しない「脱保湿」の治療を行っています。
いわゆる、何もしない治療。
皮膚本来の力を取り戻すため
という考え方でこの治療を行っていると思います。
この考え方は、納得できますし、わかります。
僕も保湿剤をやめた当初は、このように思っていました。
ですが、考え方が変わりました。
考えが変わったのは、沖縄に行く前。
それから自分が実際に行動し、沖縄に行って治療してから、考えに対して確信というか、納得できるようになりました。
では、
「なぜ保湿剤をやめなければいけないのか?」
理由は、
皮膚上の菌に栄養を与えないため。
皮膚常在菌のバランスを正常に保つため
これなんです。
「?????、、、、、。はっ?、何言ってんの、おまえ?」
と思うと思いますので、グラフを交えて説明していきたいと思います。
詳しく説明します。
アトピーの皮膚常在菌のバランス
皮膚上には、常在菌といって目には見えない無数の細菌が存在します。
僕らの身体はこの細菌によって守られているのです。
この細菌にはバランスというものがあって、善玉菌や悪玉菌といった腸内細菌と似たようなことが皮膚上でもあるんです。
グラフを使って説明していきますね。
✔アトピーでない人の皮膚常在菌のバランス
下のグラフがアトピーではない正常な人の皮膚常在菌のバランスです。
▼正常な皮膚常在菌のバランス
目には見えない無数の細菌が皮膚上に存在しているのですが、ここではわかりやすいように、細菌の種類は3種類にします。
・正常な常在菌
・黄色ブドウ球菌
・真菌
黄色ブドウ球菌は、アトピーの皮膚上に異常繁殖していることは皮膚科医も認めていますね。
これと同じく、真菌も皮膚上にいます。
例えば、水虫なんか真菌ですよね。
この3つの菌を%割合で示しました。
アトピーでない人のグラフは、正常な常在菌の割合が多いんです。
黄色ブドウ球菌や真菌もいるんですが、割合が低いために症状として現れないといったほうが正しいかもしれません。
✔アトピーの人の常在菌のバランス
アトピーの人は、3パターンに分かれます。
▼混合型
▼黄色ブドウ球菌型
▼真菌型
3つに分けられます。
3つのパターンすべてに言えることなんですが、
正常細菌の割合が少なくなって、ブドウ球菌、真菌の割合が多くなります。
真菌のことを考えて保湿剤をやめなければいけない。
多くのアトピーを患っている人は、混合型だと思います。
理由は、
ステロイドを塗って1時的に治っても、また出てくるということが多いから。
そして、保湿剤で保湿してもまた乾燥することからです。
1時的に塗って治っても、真菌の存在があるため、真菌が繁殖してしまい正常な菌の割合が減ってしまう。
真菌ってカビじゃないですか?
カビ対策にわざわざ保湿しませんよね。。。。
カビを対策するときは、日光に当てたり、乾かしたり。
この真菌のことを考慮して、保湿剤をやめています。
実際に僕が、沖縄に行って日光浴で良くなったのは、
真菌のパーセンテージを減らして、正常細菌のパーセンテージを増やしたから
だと思っています。
沖縄という環境が、真菌の割合を減らすのに良い環境でした。
温暖な沖縄での汗の殺菌作用と紫外線によるの殺菌作用。
両方から作用したと思います。
関連記事:やってよかったアトピー治療⑨ 【沖縄での日光浴、お風呂、塩素除去シャワーヘッドについて】
関連記事:やってよかったアトピー治療⑩ 【沖縄での紫外線療法でどのように治っていたのか?】
最後に
今回のグラフについては、僕が独自に作ったものです。
なのでその辺りはご了承ください。
この皮膚常在菌の考え方は、「ハワイでアトピーが治ったの」著者である佐藤さんが本とブログで書かれていたことです。
僕は、佐藤さんの本とブログを何回も何回も読み、そして考えました。
僕自身、最初からこの考え方は、なかなか受け入れられませんでした。
しかし、
・アトピーという病気の歴史的背景
・若い世代に多いという事実
・今までアトピーでなかった人がいきなりアトピーになる
という、
「なんでアトピーになるの?」
ということを考えると、この考え方が1番腑に落ちます。
そして実際に自分でも行動し、沖縄に行って体感しました。
真菌のことが納得いかないという人は、「水虫」とGoogleで検索してみてください。
「ハワイでアトピーが治った」の佐藤さんもおっしゃっていましたが、水虫とアトピーって似てるんですよ。笑
水虫にも様々な種類があることからも、アトピーとすごく似ていると思います。
ぜひ検索してみてください。
今回、僕が書いた記事は標準治療をしている方や、保湿剤を使用している人には伝わらないかもしれませんが、ほんの少しでも参考になれば嬉しいです。
以上、今回は脱保湿についてでした。
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