こんにちは。カズ(@lifewill_befun)です。
「アトピー治療失敗談」や「やってよかったアトピー治療」とカテゴリーを作って、自分のやってきた治療で、よかった治療、ダメだった治療というのを書いてきました。
「強酸性水」「スマーティー」「遅延型アレルギー」と主にやってきた治療を1つずつピックアップして記事を書いてきましたが、今回は考察記事というか違いの記事を書きたいと思います。
それは、最初にやった強酸性水の脱ステロイド治療と現在の自分を比べて、どこが違うのかということ。
強酸性水の治療は以前に記事でも書きましたが、僕はこの治療を約7年やって、良くなり、ステロイドをやめることができた治療でもあります。
ですが残念なことに再発してしまい、根本的な解決にはならない治療だと判断し、やめた治療でもあります。
- なぜダメだったのか?
- 現在と何が違うのか?
主にこの2つについての自分なりの考察、感覚、違いについて書いていきたいと思います。
ではいってみましょう。
最初にやった強酸性水の脱ステロイド治療と現在との違い。【アトピー考察】
強酸性水の治療がダメだった理由
強酸性水は、殺菌作用のある水です。
主に皮膚の黄色ブドウ球菌に作用し、殺菌してくれます。
この黄色ブドウ球菌がアトピーの原因とされていて、この菌を殺菌し、アトピーを改善しようといった治療。
アトピーの皮膚に黄色ブドウ球菌の繁殖が見られるのは事実で、皮膚科医も認めています。
一見、強酸性水で黄色ブドウ球菌を殺菌すれば問題は解決するように思えますが、、、、、これがダメなんです。
強酸性水は、黄色ブドウ球菌に作用する代わりに、その他の皮膚常在菌も少なくしてしまうためにうまくいかないんです。
アトピーを良くするためには、皮膚の悪い菌を減らして良い菌を増やすといった考え方をしなければいけません。
これが強酸性水だとダメなんです。
強酸性水の治療をやっていた頃と現在との皮膚感覚の違い
強酸性水の治療をやっていたときには、お風呂、シャワーの後に1日2回強酸性水を浴びていました。
1日に2回、お風呂、シャワー、強酸性水と水やお湯に触れることによって正常な皮膚常在菌も洗い流していたことになります。
その証拠に、この強酸性水の治療をやっていた時は、半日シャワーを浴びない日があると、体が凄い気持ち悪いというか、すぐにシャワーを浴びたいといった体の症状がありました。
この症状は、正常な皮膚常在菌も洗い流している状態なんです。
現在、半日シャワーを浴びないと気持ち悪かったり、すぐにシャワーを浴びたいといったことはありません。
これは、現在の状態と比べての皮膚感覚の違いにはなります。
僕のアトピーがよくなった紫外線療法や汗をかくことも強酸性水と同じ殺菌という考え方をする治療ですが、皮膚の感覚に違いがあります。
皮膚感覚と常在菌について五味先生が説明してくれている掲示板があります。
この皮膚感覚と常在菌のことを説明してくれている掲示板があります。
汗について有名な五味先生がこの皮膚感覚と常在菌のことについて、患者さんから送られてきた質問について丁寧に答えてくれている掲示板があります。
リンクを貼っておくので参考にしてみてください。【皮膚感覚と皮膚常在菌について】
これを読むと皮膚の常在菌が大切だということがわかります。
まとめ
- 強酸性水は正常な皮膚常在菌にも作用してしまう
- 正常な菌を増やし、悪い菌を減らすといったことができない。
- 現在と皮膚感覚が違う
7年間強酸性水の治療をして、ステロイドをやめることはできましたが、今回書いたような問題があり根本的な解決はできませんでした。
今回は自分の皮膚感覚や体験ベースの記事になりましたが、参考になればと思います。
以上、今回は強酸性水の治療と現在との違いでした。
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アトピー治療失敗談② 【脱ステロイドと強酸性水とリバウンド】
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