こんにちは。カズ(@lifewill_befun)です。
先日、Yahooニュースでこのような記事を読みました。
子どもはプールに入って大丈夫? アトピー性皮膚炎や喘息に良いか悪いか解説
読んだ感想は、、、、、
アトピー治療の現場ってホントに変わってないんだなぁ〜と。
今回は、この記事を読んで、思うことを書きたいと思います。
ではいってみましょう。
プールでの塩素によるアトピー有病率は書かれているのに、、、
記事を読んでもらうとわかりますが、プールの塩素によるアトピーの有病率が書かれています。
幼稚園30施設の5歳~6歳の358人について検討すると、アトピー性皮膚炎がある状態で水泳をした場合にはアトピー性皮膚炎の有病率が2.72倍上昇したと報告されています。
そしてこの報告では、プールの水に含まれている塩素の化合物が皮膚を傷つけるのではないかと推測されています。
すなわちアトピー性皮膚炎がある場合、プールは悪化要因になるといえるでしょう。
この文章を読むと、医師も塩素がアトピーに良くないということをわかっていますよね。
ですが、この後の文を読むと「プールの塩素の水をシャワーで洗い流す」と書いてあります、、、、
皮膚を安定させたうえで塩素や汚染されているプールの水をシャワーで十分洗い流す、プール前・後に保湿剤を塗布するなどの対策をしておくと、さらに良いと考えられます。
流すシャワーの水にも、水道水の残留塩素があります。
シャワーにも水道水の残留塩素
「プールの塩素を流すためのシャワーにも水道水の残留塩素があるよ。」
って僕は言いたいのです。
もし僕だったら、
「プールから上がったら、塩素除去シャワーヘッドのついているシャワーで流してあげましょう。」
と指導します。
今回のアトピーとプールの記事でわかったこと
今回この記事でわかったことは、「医者も、塩素がアトピーの悪化因子になるということをちゃんと知っている」ということ。
これが何を意味するかというと、「水道水の残留塩素のことも知っている」ということが推測できる。
それを踏まえて、ステロイドや保湿剤以外でのアトピーを悪化させない努力を医療の現場でしているのかということを考えたい。
残留塩素の対策もアトピーのガイドラインに
もし僕が、アトピーのガイドラインを作る立場なら、アトピーを悪化させないための水道水の残留塩素対策を徹底する。
なぜか?って、、、
プールでの塩素の有病率が報告されているのに対して、一般家庭での残留塩素が問題にならないということは決してないと思うからだ。
今回の記事でのプールの有病率の上昇が2.72倍ならば、普段の家で使うシャワー、お風呂の水での有病率の上昇もそれなりにあると推測できるのではないだろうか?
アトピーの悪化因子として考えられるのであれば、悪化する確率を少しでも減らそうと試みる。
確率の問題ではあるが、これを軽視することはできないと思う。
シャワーやお風呂は生活の1部。利用頻度も高い。
プールに毎日入るという人は少ないが、シャワーやお風呂は生活の1部。
多くの人にとって、プールよりも利用頻度はかなり多い。
医師側が残留塩素のこともわかっているのであれば、普段の家でのお風呂、シャワーの指導もするべきだと思います。
最後に
脱ステ、脱保湿の先生は、このことがよくわかっている指導をしていると思う。
僕自身も塩素を避けてきた。現在もなるべく避けている。
悪化因子になるからだ。
現在の標準治療はどうだろう?
もしかしたら、標準治療でも残留塩素の指導をしている病院、先生もいるかもしれない。
だが、今回のYahooニュースの記事、アトピー性皮膚炎という病気が日本で増えていることを考慮すると、とても指導しているようには思えないというのが僕の感想。
そして、アトピーの治療の現場って何年も変わっていないんだなぁ〜って、、、、、記事のワセリンのことも含めて。
こんなことを今回の記事を読んで思いました。
ではまた。
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アトピーの「治す」「防ぐ」を分けて考える。塩素除去、脱保湿、汗、紫外線療法をそれぞれを分類する。
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