嫌われる勇気という本を紹介したいと思います。
アドラーの心理学を、鉄人と青年の対話形式で書かれた本でした。
全部は紹介できないので印象的だったものを紹介します。
【感想】 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 古賀 史健
課題の分離
「自分のことをどう思っているのかは、他者の課題。」
「他人が自分のことをどう思っているかは、他人が判断すること」
人は、誰もが人に嫌われたくないと思っています。
ですが、人に嫌われないようにすべての人にいい顔をして生きることは不自由な生き方になると。
誰かに嫌われない生き方は不自由。
僕には、この課題の分離という考え方が刺さりました。
すべての人にいい人と思われたいということは、他者の課題に介入してしまうことであり、疲弊してしまう。
逆に嫌われるかもしれないけど、、、、
勇気をもって、言いたいことを言って、その結果、自分のことをどう思うかは相手が決めること
ということがすごく刺さりましたね。
普通であることの勇気
特別な何かになりたいと誰もが思います。
例えば、お金持ちになりたい、有名になりたい、他者と違った特別な何かになりたいと思うことがあると思います。
実際に僕も、そう思ったりします。
普通であるということは、無能であることのように思いがちです。
ですが、、、
「ホントにそうでしょうか?」ということをこの本は言っています。
普通であることは無能であることではなく、自分の優越性を誇示する必要がないということ
なのです。
これは承認要求とも関係します。
この普通であることの勇気の章には、考えさせられました。
自分は自分でいいんだと
いうことにも繋がってくると思いますし、普通であることを受け入れれば承認要求を求めるような生き方もしなくていいと思います。
なかなか受け入れて実践することは難しいかもしれませんが、読んでて考えさられましたね。
「いま、ここに」に強烈なスポットを当てよ
「嫌われる勇気」では、人生を線のようにみるのではなく、点でとらえよと。
過去、現在、未来を線のようにとらえて、考えるのではなく点として考えると。
本では、バイオリニストの例が出されています。
バイオリニストを夢見た人は、
いつも目の前の楽曲だけ見て、この一曲、一小節、この一音だけに集中してきたと。
人生はその瞬間、「いま、ここ」が充実してればそれでいいと。
目的地は存在しない。
このようなことが書かれており、上手くまとめられなくて申し訳ないですが、、、、、、
僕自身、思ったことは、、、
過去や未来のことはあまり考えずに、今できることを全力でやり、楽しみ、瞬間瞬間を全力で生きることじゃないかなと思います。
なかなか先のことも考えてしまいがちですが、意識したいことだと思いましたね。
最後に
これらの項目以外にも考えさせられることがこの本にはたくさんありました。
書店に行くと自己啓発の本が多数ありますが、、、、
アドラーという昔の人の考え方が現在まで伝え続けられているのは、この本を読むとわかる気がします。
1回だけではなく、何回も読んで自分自身に落とし込めればいいと思いました。
よかったらぜひ読んでみてください。
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