こんにちは。カズ(@lifewill_befun)です。
前回までの「やってよかったアトピー治療」は、IgG遅延型アレルギーについて、お話してきました。
今回は、
「汗をかくこと」
についてお話したいと思います。
汗をかくことは、アトピーを改善するのにとても大切なこと。
いろんなアトピーのブログを読んで思うのが、よくなる人に共通することって汗をかいているんですよ。
汗をかく=アトピー改善
なので今回は、アトピーと汗についての話をしたいと思います。
ではいってみましょう。
やってよかったアトピー治療④ 【汗をかく。よくなる人に共通する汗】
アトピーの人は汗をかかない。
「アトピーの人は汗をかかない。」
「汗がでるとかゆい。」
そんな経験ありますよね。
アトピーの人が汗をかかない理由は、
「汗腺と皮脂腺という汗がでる器官が詰まっていてたり、使われなくて機能しなくなっているため。」
汗が出ないために皮膚に潤いがなく、いい状態を保つことができません。
この汗のことを皮膚科の先生にも聞いたら、
「アトピーの人は汗腺が普通の人より小さいし、少ない」
と言われたこともありました。
そんな話からもわかるようにアトピーと汗は切っても切れない関係です。
僕もステロイドを使っていた頃や、アトピーの症状の酷かったときには全く汗が出ませんでした。
特にTARCの数値が5万だった時は、1滴も汗なんかでなかったんですよ。
皮膚も乾燥しているのでカラカラ状態。
汗腺、皮脂腺が詰まり、まったく機能していない状態です。
そんな状態から頑張って汗をかくようにし、汗腺を機能させ皮膚をいい状態に改善しました。
関連記事:アトピー重症度検査TARCについて。TARC59920からの数値の変化
汗をかくことでアトピーが改善する2つの理由

汗をかくことでアトピーが改善する2つの理由があります。
- 汗は皮膚常在菌のエサになる
- 殺菌作用
順番に説明しますね。
✅汗は皮膚常在菌のエサになる
皮膚には、人間の目に見えない多くの細菌がいます。
常在菌と呼ばれている菌です。
テレビで、
「腸の中に細菌がいる」
ということはよく報道されていますが、これと似たようなことが皮膚にもあるんです。
この細菌が皮膚にいる事実は皮膚科医も認めています。
下のグラフを見てください。

アトピーの皮膚の特徴として黄色ブドウ球菌や真菌といった皮膚に悪い影響をおこす菌が多いのが特徴です。
アトピーを改善するには、この黄色ブドウ球菌と真菌の数を減らし、正常な菌を増やすといったことをしないといけません。
下のグラフのような状態です。

そこで重要になってくるのが汗。
汗は正常な皮膚常在菌を増やすためのエサになります。
いい皮膚常在菌を増やすためにも汗が必要です。
✅殺菌作用
2つ目の理由として、汗には殺菌作用もあります。
この殺菌作用は、悪い菌を増やさないためにも重要な役割。
アトピーの人は汗をかけないので、殺菌作用が機能しておらず、黄色ブドウ球菌や真菌の勢力が皮膚上に多い状態。
住みやすい環境といってもいいかもしれません。
汗の殺菌作用でこれらの悪い菌の勢力を減らします。
この考え方がアトピー改善には重要です。
アトピーで汗をかくとかゆい理由
「なぜ汗をかくとかゆいのか?」
これもアトピーの皮膚は、黄色ブドウ球菌や真菌の悪い菌が優勢のため。
さらにステロイドや保湿剤といった塗り薬を使うので、悪い菌にとって心地よい環境を作っているいるためです。
汗をかくと殺菌作用が働きます。
悪い菌は当然生き残りたいですよね、、、
生き残るために抵抗、このためにかゆみが起こるのです。
このかゆみを乗り越え、ちゃんと汗をかけるようになると、皮膚常在菌のいい菌が優勢の状態に。
そうなれば皮膚もいい状態になり、汗をかくことでのかゆみは減ります。
まとめ
- アトピーがよくなっている人の共通点には汗
- 汗は皮膚常在菌のエサになる
- 汗には殺菌作用
- アトピーの皮膚は悪い菌が優勢
このアトピーと汗の話をすると、皮膚常在菌が関係してきます。
この皮膚常在菌はアトピーを改善するのに非常に重要です。
ぜひ参考にしてみてください。
次回は、どのように汗をかいて改善したのかということをお話したいと思います。
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